2011年11月23日水曜日

サポーターサロン報告

11月のサポーターサロンは19日(土)に開催されました。
天候など諸条件が悪く、参加者も多くありませんでしたが、よりつっこんだ意見交換ができました。


  1. 最初に、直近のパソボラサポート、在宅講座の報告がありました。
    視覚障害の方、パソコン電源入れても音がしない。よく見たらパワーランプも点灯していない
    一応フタ開けて中を掃除してみたけど変わらず。
    ・・・これは故障ですね。
    次の視覚障害の方、PCトーカーのバージョンアップでエラー。これは復元してもダメ。
    アンインストールもできない状況でした。再セットアップしか道がありませんでしたが、
    ご本人はもう一台のパソコンでやれるからそのままでいいとのこと。
  2. 次に在宅講座の報告。
    身体障害の方、筆ぐるめで年賀状の作り方。体調の都合で1時間のみ。
    視覚障害の方、年賀状について、ワードで文面、アドボイスであて名書き。

    ・・・季節ですねぇ。

  3. ブレーンストーミング「踏み出すために
    最近パソボラになり手が少ないです。なぜ?どうして? 何が踏み出せない原因なのか?
    その辺をざっくばらんに意見交換しました。

    まず、サポート時のプレッシャー
    1. 「満足していただかなければならない」
    2. 「解決できなかったらどうしよう・・・」
    3. 「わからないことを聞かれたらどうしよう・・・」
    4. 「何を聞かれるかわからない・・・」
    5. 「障害者との接し方、事故などが心配」
    といった項目が上がりました。なるほどなるほど。。。
    2については、あらかじめ調査項目リストのようなものを作成しておき、それを調べるだけの 訪問にする、というのもサポーターへの負荷軽減につながるのでは、という意見。(!) フローチャートみたいなものがあれば、結構安心かも。
    3については、「わかりません」と答えればいいだけなのですが、なかなか言えない。 継続的に「言ってください」と言い続けることが必要か。
    5については、家族の方がいれば安心ですが、そうでないときは複数人数で訪問し 気を配ることも必要かと。 
     しかし、結局のところ、サポーター同士の連携が何より大事。 支援先まで巻き込んだ 信頼関係の輪をつくることこそ「踏み出す敷居」を下げることになるのでは! そのために、「興味のそそられる集い」 というのが必要じゃないかという話に。 例えば、
  •  パソコンの「解体実技」
  •  「障害者への接し方ロールプレイゲーム」
  •  「おいしいおやつ!」 などなど。
     そういったことをかんがえつつ、このサポーターサロンも続けて行くことが必要なのだなぁ と、痛切に感じたのでありました、マル。

2011年11月16日水曜日

サポーター心得の条。

先日ある方から、障害者向けのパソコン導入のお話を聞きました。

障害のあるなしにかかわらず、初めてパソコンを導入する方はとても不安に思っているはずです。(だからサポーターが要るわけで。。。)

導入の際にサポーターが「知っているから」といって、さっさと設定をしたり、接続したり、ひいては物品を勧めたりすることは、トラブルのもとになります。

サポーターは指導者ではなくて、支援者なのですから、あくまで先方の考え方、やり方、ペースに合わせて納得してもらいながら進めるのが基本です。

中には、はじめから業者のように機器や見積もりを提示して購入してもらったら黙って設定をしてくる、なんていうケースも聞こえてくるということでした。

パソコンの進歩は速く、新しい環境がどんどん生まれてきます。サポーターが知らないことも多くあり、特定の専門的知識の豊富なサポーターも多いでしょう。

サポーターの第一義は解決することではなく、支えることです。自分のスキルで解決できないときには自分が悩むのではなく、一緒に悩めばいいのです。

是非パソボラのネットワークをその為に役立てていただきたいなと思った一件でした。

あ、そうそう。19日(土)はサポーターサロン開催日です。
参加のご都合を是非ご連絡下さい。

よろしくお願いします。では~。

2011年11月9日水曜日

第11回サポーターサロン 日程きまりました!

第11回サポーターサロン(11月)は
11月19日(土)13:00~14:30 に決まりました。

簡単なサポート状況の報告の後、ブレストのテーマは

ふみ出すために

としました。

何に踏み出すのか? ・・・ サポーターへの道です!

障害者がパソコンなどのIT機器を使って情報を得られれば大きく生活の質が上がることは明らかです。それをサポートするのがパソコンボランティアなどのサポーターです。

しかしなかなか踏み出せない方もいらっしゃるようです。

サポーターが増えれば、相談できる機会も増え、サポートされる方も気が楽になり、スキルも上がり、といろいろいいことづくめに思うのですが、 現実はそうでない。。(T_T)

一方、ITの環境というのは、スマホやタブレットに代表されるようにデバイスの大きな変化が起きています。ツイッターやフェイスブックなどのSNSが浸透し、ネットにつながりながらの生活が現実になってきています。

サポーター自身も「ついていけない・・・」と弱気になっていませんか?

ブレストでは、「否定はしない」「建設的な意見なら何でもOK」というルールで話し合います。ついていけないと思っていたITの変化が実は突破口であるかもしれないのです。
是非お立ち寄りください。

ドリンク付きですよ~~ (^^)/