2012年7月16日月曜日

7月のサポーターサロンが開催されました

7月14日に開催されたサポーターサロンの内容をご紹介します。初めて参加される方もいらっしゃったので、かんたんな自己紹介から始まりました。

冷やして食べるケーキが、今回のサロンのお供。食べた後は良ーく手を拭いて、iPadをさわりましたよ。





最初のテーマは

ボイスオーバーにNHKニュースを読ませよう


ボイスオーバーは、iPadやiPhoneに標準で付いてくる機能(アップルのコンピュータにも有り)で、視覚障害の方が操作できるよう、文字情報を音声で読み上げてくれます。その機能を使って、携帯用につくられたNHKニュース(http://k.nhk.jp/knews/)のページの読み上げをみんなで体験しました。携帯用のページは余分な情報や機能が少ないので、読み上げやすいようです。

ボイスオーバー機能をオンにすると、それまでの使い方が一変!指の使い方に新しいルールがあるので、少し練習が必要です。



  • 2本指で上にフリック→全文最初から読み上げる
  • 2本指で下にフリック→選択した位置から下を全文読み上げる。
  • トリプルタップ→画面を他人に見せたくないときに画面を真っ暗にする。スクリーンカーテン
  • 別指タップ→リンクボタンや実行ボタンを有効にする。

これらの機能をよりくわしく学ぶために、毎週土曜日、2時から「おっとり講座」が開かれています。こちらも参加してみてくださいね。


みんなで考えよう!スクリーンリーダー


後半のテーマは、コンピューター画面読み上げソフト「スクリーンリーダー」を視覚障害者だけでなく、一般の方にも便利に使えるのではないか?というテーマで意見を出し合いました。視覚障害で、すでに使われている方、もっと使いこなそうと試行錯誤されている方のお話も含め、みんなで共有しました。


  • 余分な部分もしゃべってしまう…、しゃべり過ぎも困る。
  • 読み上げた言葉のイメージが湧かないことがある。
  • 理解度、要求レベルに合わせた読み上げ機能があると良い。
  • 耳で聞いた方が楽に理解できることもある。
  • 読み障害の人に有効。
  • 目が疲れた時に便利。
  • aiBrowser(IBM)を併用して使っている。
    aiBrowserとは、動画等のマルチメディアをコントロールする機能と、ユーザが注釈を追加して作ることのできる代替インタフェースを提供する、視覚障害者のためのインターネットブラウザ。
  • スクリーンリーダーソフトとしては、Jaws もある。
  • 本をスキャンして、OCRで文字情報にすれば、視覚障害の方でも自分の好きな本が読める(聞ける)。
  • 次に予測される操作を音声でも補足して欲しい。(検索予測のような機能)
  • 音声なら高齢者にも使ってもらえる。
  • 停電時にもつかえると良い。自立したメディアであれば、障害者にとっても安心。
  • 長時間使用するとき便利。
  • 新しいスマートフォンは喋りかけると答えてくれる機能がある。将来、そんな機能が出てきたら便利。



新しい言葉、役に立つ情報が聞けると、サロンの1時間30分もあっという間です。


サポーターサロン
7月14日(土)
14:00~15:45 出席:10名

次回のサロンは、9月1日(土曜日)に予定が変更されました。
テーマは一本指打法??

楽しみですね。

参考資料 ↓PDFが開きます↓
Voice Over 操作のジェスチャーまとめ



2012年7月10日火曜日

7月 サポーターサロン

7月のサポーターサロン開催のお知らせです。

花火大会も始まり梅雨明けが待ち遠しいですね。
今月は読み上げについて考えましょう
  • 日時:2012年7月14日(土) 14:00~15:30
  • 場所:西部パレットのロビー
  • テーマ(みんなで考えよう!):どうすれば、うまく聞けるか?スクリーンリーダーを効率的に聞く方法とは?
  • アプリ紹介:VoiceOverでNHKニュースを聞く

2012年7月8日日曜日

おっとり講座 7/7

iPadを使って視覚障害者にも操作できる手順を研究する「おっとり講座」は6月30日と本日、7月7日も開催されました。
場所は浜松ザザシティ中央館5階の地域交流センターパレット内交流ロビー。
この前までは「音声認識」を中心にやって来ましたが、雑音のある環境では正確に認識させるのはちょっとむずかしいこともありました。

そこで、

今回は「音声そのものを録音する」ということでやってみました。
使用したアプリは「SmartRecorder Free」。
VoiceOverとも相性がよく、読み上げが英語であることを除けば、ボタンが隅っこにあるなど
使い勝手は良いと思いました。

また、録音セッションにどんどん追加していったり、セッションの一覧を日時ごとに読み上げたり、このまま日記として使うこともできそうでした。

本日は、更に録音データをメールで送るという操作にトライ。

スクリーンカーテンをオンにして画面を消し、操作をしてみました。
エクスポートボタンで表示されるメニューが中央付近なのでメールの選択が難しかったのですが、右フリックで選択、Wクリックで実行ということで何とかクリア。

これなら雑音が多少入っても「生の声」が送られてくるので結構いけそう!という声がありました。
また、音声データは10秒で400KB前後となり、ある程度考慮は必要かとも思いました。