今回のテーマは全体を通して
「一本指で操作する」
iPadは障がいを持った方が使用するのに便利だけれど、“ピンチ”や“スワイプ”といった操作は指を2本、もしくは3本など、複数の指で画面を操作(マルチタッチ)します。これらの操作が不可能な障がいを持った方にも、iPadが使える方法をみんなで学びました。
一本指でiPadを操作する機能
アシスティブタッチ
アシスティブタッチは、iPadに標準で付いている機能( iPhoneでも使えます )で、通常はオフになっていますから、設定をオンにします。そうすると写真のように画面中央に4つの選択肢が現れます。押す力が弱い方でも使えるように、ホームボタン機能が付いています。
ここでは、マップ表示の拡大、縮小を一本の指で操作しました。
青い矢印を一本の指でドラッグすることで、ピンチイン・ピンチアウトと同様の操作ができます。
通常は指を4本使用してタスクを切り替える操作も、アシスティブタッチの設定(ジェスチャーボタンを押して指の数を選択)を変えることで可能になります。
その操作を、マップとメモを開いて体験しました。
指の数を表す青い丸が4つ、画面に表示されます。この状態で一本指でスワイプすれば、タスクを切り替えることができます。
※この機能はボイスオーバーと併用できません。
※これらの使い方は、iPadのインターネットプラウザ、サファリを立ち上げて、ブックマークされている「iPadユーザーガイド」を見ると、くわしく書かれています。
iPad版トーキングエイドの紹介
こちらの写真が一般的なトーキングエイド(コミュニケーションエイド)。言語に障害のある方が主に使用する機器で、入力したテキストを読み上げてくれます。
これに代わるiPad版のトーキングエイドは持ち運びに便利ですね。iPadならではの機能も紹介されました。
※無料でダウンロードできますが、有料版の方が機能が豊富です。
※このアプリを使ってメールを送るには、サーバーの設定が必要になります。
iPad版の画面は、従来のトーキングエイドの機器とほぼ同じ色使いで、イメージが継承されているようです。
「シンボル」と呼ばれている、絵文字でのコミュニケーションもできます。初めての方との会話で使用すると場が和みそうで良い機能ですね。有料版になると、シンボルを自分で作ることが可能で、例えば、自分の顔写真を「わたし」として登録するなんてことも出来るようです。
後半のテーマは、みんなで考えよう
パソコンを一本指で操作するには
どんなものがあるでしょう?という問いに出てきた答えは、不随意運動があってうまく操作できない時は?
らくらくマウスを使用する(写真)
赤いボタンでポインタのスピードをコントロールできる。
キーガードが付いているので、他のキーを間違えて押さない。
キーボードを一本の指で操作できる?
シフトキーを同時に押して使用したいときは、
ユーザー補助でキーボードの固定キーを使用する
キーボードの反応を調整するのは、
ユーザー補助でキーボードのフィルター機能を使用することで、キーボードを押し続けても反応しないようにできる。
③元気の出るキーボードには、固定キーのための大きなスイッチがある。(写真)
9月も盛りだくさんの内容であっという間に時間がたってしまいましたね。
9月のサポーターサロン
9月1日(土)
14:00~15:45 出席:12名
次回のサロンは、10月6日(土曜日)の予定です
今度のテーマは何でしょう??
楽しみですね。
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